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夜食症候群

ブログ 2019.06.02

 働き方や生活環境の変化により、夜遅くに食事を取る人が増えており、厚生労働省の統計によると、夜9時以降に食事をする人は、40代の男性の場合、約3人に1人、女性では約5人に1人の割合になるそうです。その中には、“夜食症候群”という夕食後も「食べたい欲求」が収まらない摂食障害が紛れていると言います。夜食症候群とは、1日の摂取カロリーの25~50%以上を夕食後に取ってしまうことを指します。不眠症を合併していることが多く、食べないと眠れないと思い、夜中に起き出して食べてしまうこともあり、朝は食欲がなく、夕方以降に気分が落ち込む抑うつ状態になる傾向があるようです。
 夜遅い食事や間食が習慣化すると、ホルモンバランスが崩れます。このようなホルモンのひとつに「レプチン」があります。レプチンは、脂肪細胞から分泌される生理活性物質で、脳の視床下部に作用して「食欲を抑える」、「エネルギー代謝を促して体重を適正に保つ」といった働きをしています。そのため、レプチンは、「満腹ホルモン」や「食欲抑制ホルモン」などとも呼ばれています。夜遅い食事や夜食が常態化すると、そのレプチンの機能が低下し血糖値や中性脂肪が増えることがわかっています。また、肥満によって内臓脂肪が蓄積されると、身体に悪い影響をもたらす悪玉のアディポサイトカイン(PAI-1、TNF-α、レジスチンなど)が増加し、善玉アディポサイトカインであるレプチンの作用が妨げられることもわかっています。
 夜食症候群の一例として、酒を飲んだ後の炭水化物があります。酒を飲むとつい自分に甘くなりがちですが、夜中にお茶漬けやラーメンをすする習慣がある方は、改めるべきでしょう。また、夜食症候群が疑われる人は、そうではない人よりも仕事量が多い、集中力を必要とする仕事である、自分の仕事の量や質を決める権限がない、などの特徴がみられるようです。このことから、仕事のストレスを夜間の食欲によって解消しているのではないか、と指摘されています。夜食症候群を予防するためにも、自分なりのストレス発散方法を見つけることも大事ですね。
By ルン
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