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　某ダイエット専門ジムやテレビ等のメディアの影響で糖質制限が一時すごく流行しました。しかし、最近ではお米の良さが見直されています。確かに、お米の摂取量を減らせば自然と摂取カロリー減になるので、一時的に体重が減ってダイエットが成功したと思った方も多いです。しかし、糖質制限をして初めに減るのが余分な脂肪ではなく、必要な筋肉や水分が落ちるので短期間で体重が落ち、痩せて見えます。筋肉や水分が減るとリバウンドし易くなるだけでなく、代謝や免疫が低下し、肌は乾燥し、感染症に罹り易くなります。また、糖質制限を長く続けた生活をしていると脳の働きが悪くなり、疲れやすくなったり、身体全体の機能低下に繋がります。
　糖質制限は、筋肉の働きが悪くなるだけでなく、筋肉の量も減っていくので、糖をためておく場所が少なくなるため、糖を調節する力が低下してしまうため糖尿病になる可能性が高まります。また、極端な糖質制限は、心臓にも負担をかけることになり、心不全や心筋梗塞のリスクも上がります。更に、腎臓や肝臓などにも悪影響となります。そして、脳を働かすには、糖が不可欠なので、不足すると集中力低下やイライラしたり、認知症リスクも上がります。
　お米がダイエットに繋がり易い理由は、他の炭水化物と比べて無駄な加工がなく、無添加で食べることができ、パンや麺類に比べて咀嚼回数が増えるので、消費カロリーが上がったり、満腹中枢も満たされやすくなります。また、唾液と混ざることで胃の負担が減って消化、吸収も良くなり、腸内環境も整いやすくなります。栄養価の観点からもお米には、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維も適度に含まれており、脂質はほとんどありません。そして、日本人のタンパク質の摂取源は、意外にもお米などの穀物由来であり、特にお米に含まれているタンパク質は体内で利用されやすく筋肉や骨、肌などの体の構成要素になり易いようです。さらに大豆系の食べ物と一緒に食べることで栄養的価値がグンと上がります。つまり、日本人の身体は、お肉を食べるより、従来の食事の方が合っていると言えます。身体に合った食べ物で、健康的に痩せたいですね。
by　参鶏湯

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