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「よく噛んで食べると太らない」「よく噛めばダイエットになる」と聞いたことがあると思います。これらの説は、結論から言うと「正」です。
　噛むことで満腹中枢が刺激されて満腹感を感じやすくなるので、噛む回数が多ければ、少量しか食べなかったとしても「たくさん食べた」と脳が思い込みます。脳が「たくさん食べた」と思えば、食欲にストップがかかり、食べ過ぎを防ぐことができます。ですから、「少量でもよく噛んで食べれば、満腹感が得られて、ダイエットにつながる」ということです。
また、よく噛むことのメリットは、ダイエットだけではありません。噛むことをまとめた有名なフレーズとして、「ヒミコノハガイーゼ（卑弥呼の歯がいいぜ）」というものがあります。
ヒ ： 肥満防止
ミ ： 味覚の発達(噛むことで味が分かるようになる)
コ ： 言葉の発達(口の周りの筋肉をよく使うため、発音もよくなる)
ノ ： 脳の発達(脳への血流量が増えて頭がよくなる)
ハ ： 歯の病気予防(噛むことで唾液が分泌されて、口腔内や歯を殺菌、洗浄できる)
ガ ： ガンの予防(唾液に含まれるペルオキシダーゼ等にがん予防に効果がある)
イー： 胃腸快調(消化を助け、食べすぎを防ぐ。胃腸の負担を軽減させ働きもよくなる)
ゼ ： 全力投球(体の調子がよくなるので、何事にも前向きになれる)
　ダイエットを成功させるキーワードは「急がば回れ」と「継続は力なり」この二つです。いきなり極端に食事量を減らしたり、急激な運動を始めたり、一時は体重が落ちるかも知れませんが、急な変化は体にとても負担が掛かります。「ハードでしんどい」、「つらい」、「無理してやっている」というのであれば、長期的な継続は絶望的です。また、どんなに身体に良いことでも続かなければ意味がありません。無理なく長く続けられる、健康的な食習慣と運動習慣を身に付けたいですね。
by chirune

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