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オスグッド病

ブログ 2020.07.26

 オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)を1度は聞いた事、また自身で経験した方もいるかと思います。
 オスグッド病は、小中学生等の発育期の男子に多い膝への慢性的な過負荷による成長期スポーツ障害の代表疾患です。成長期は、急激に身長が伸びますが、骨の急成長に対して、筋や腱などの軟部組織は同じように成長が間に合わない状態が起こります。結果的に、筋や腱などの軟部組織と骨の長さが不適合となり、その部分に著しく負荷が大きくなり易い状態になります。そのために生じる大腿四頭筋の柔軟性低下を契機に、ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による膝蓋骨(膝のお皿)を引っ張る力が脛骨の筋肉付着部分に加わります。大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨粗面(大腿四頭筋付着部)を牽引するために、脛骨結節の骨化核および硝子軟骨が部分的に過剰な負荷がかかり剥離することで生じます。
 これらの対処として、アイシング・安静・サポーター・大腿四頭筋のストレッチが基本的な対応となっています。そのためにスポーツを1~2年諦める子や満足にスポーツが出来ない子たちも大勢います。
 ただ、もっと着目して頂きたいのが、膝(大腿四頭筋)のオーバーユースと言うところです。これが原因で、年齢に関係なく大人になっても膝の痛みを訴える方はたくさんいます。大腿四頭筋による膝の痛みにマッサージ、ストレッチは有効かもしれませんが、あくまで対症療法(症状の軽減、緩和)によるもので、根治療法(原因そのものを取り除く為の方法)とはいえません。
 大腿四頭筋の緊張を取ると共に、拮抗筋である大腿二頭筋等のハムストリングス並びに大臀筋を使えるようにすることが、痛みの原因を取り除くことに繋がります。オスグッド病や膝の痛みを訴えている方、痛くなるたびにマッサージや整骨院に通われている方は、1度太腿の裏側、お尻を使えているか確認してみてください。
by コオロギ
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