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ギンナン注意?

ブログ 2020.11.04

 秋も深まり、秋の味覚としてギンナンを楽しんでおられる方も多いと思います。10月から11月にギンナンに関する相談件数が増加するので、日本中毒情報センターが食べ過ぎに関して注意喚起をしています。
 一般的にギンナンは、イチョウの実の部分を指し、炒って塩をかけて食べたり、茶わん蒸しに入れたりするとたいへん美味しいのですが、食べ過ぎるとギンナンに含まれる毒性成分「ギンコトキシン(Ginkgotoxin)」が身体に良くない作用を及ぼします。
 ギンコトキシンは、ビタミンB6の生合成、代謝、機能を妨げるため、抗ビタミンB6化合物と見なされています。ビタミンB6は、主にアミノ酸の代謝やブドウ糖の産生、脂質代謝に関わる補酵素です。特に、グルタミン酸から、抑制性神経伝達物質であるガンマアミノ酪酸(GABA)を産生する際に補酵素として働く重要な物質です。
 ギンコトキシンがビタミンB6の働きを阻害すると、GABAが産生されないという事態に陥ります。GABAは脳神経の興奮を抑制させる物質ですから、それがなくなった結果、異常興奮して痙攣を起こすと考えられています。痙攣発作は特に小児で起こりやすく、6~7個を食べて痙攣を起こした例もあったということで、子供には食べさせない方が良いかも知れません。枝豆感覚で食べると危険で、栄養状態が悪いと、ビタミンB6の働きはさらに低下するので、普段からきちんと食事をしていなかったり、アルコールを多飲されていたりする方などでは、より注意が必要です。
 ギンナン中毒の治療は、ビタミンB6の投与になります。ギンコトキシンは熱に安定的で、炒っても揚げても毒性は低下しません。中毒にならない方策は、大量消費しない!コレに尽きます。節度を持って美味しくいただきたいですね。
by 珍香鈴
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