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ストレスは良くない?

ブログ 2021.02.14

 仕事等でストレスがかかると疲労が増し、身体に良くないイメージがありますが、実は逆でストレスは生体を頑張らせるという作用もあります。ストレスがかかるとストレスホルモンであるコルチゾールとアドレナリンという2つのホルモンが出ます。コルチゾールは様々な臓器の代謝促進の他に、炎症や免疫低下抑制など体を守る働きをします。アドレナリンは、闘争ホルモンといわれ、交感神経を刺激して血圧を上げ、筋肉の働きを活性化してくれるので、ストレス反応は生体を応援する作用をし、疲労とのバランスをとっていると考えられます。
 ただし、過剰なストレスがかかるとコルチゾールの産生が減ってしまい、疲労が前面に出てきて、ストレスと疲労のバランスが崩れるので、うつ病を引き起こす一因となることが報告されています。疲労が蓄積すると潜伏感染していたHHV(ヒトヘルペスウイルス)が増殖、唾液に出てきて鼻から脳に入り、匂いを感じる嗅球に感染し、SITH-1遺伝子とSITH-1たんぱくという物質を産生します。マウス実験では、嗅球にSITH-1が付くと嗅球細胞がカルシウムを取り込み、細胞死を起こして、脳内のストレスが亢進し、不安を増強させ、結果的にマウスはうつ状態になります。ヒトに対しても計測を試みたところ、健常人に比べ、うつ病患者は抗体値が極めて高いとの結果になりました。
 SITH-1は健常人にも数値は低いですが発現しており、それが心配性や頑張り屋といった性格にも作用していると考えられています。つまり適度なストレスは、心身ともに強くしてくれる作用があります。しかし、それを深刻に捉えて過剰に反応するのは、心身ともに衰弱させてしまいます。上手にストレスと付き合うことが健全な状態を維持することになります。ですから、ストレスと認識した時はトレーニングすると捉える位の気持ちで過ごしたいですね。
by グランブラー
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