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　気温が低くなるとヒートテックのシャツやタイツなどを利用している方は、すごく多いとおもいますが、ヒートテックはなぜ他の衣類よりも暖かいのでしょうか？
ヒートテックを正しく使うためにはその発熱の原理と仕組みを理解しておく必要があります。仕組みと原理を知ることでヒートテックの弱点と問題点を知り上手にヒートテックをもっと効果的に利用できるようになります。
　そもそもヒートテックは、レーヨンという素材を用いて「吸湿発熱」という仕組みを利用して発熱をしています。人体は何もしていない状態でも毎日、数百mlの水分を放出しています。この水分が細かな繊維にくっつくと、水分の粒が繊維の間でこすれて結果として「熱」を発生させるという仕組みが吸湿発熱という原理なのです。
　そんなヒートテックにも弱点があるのです。ヒートテックのレーヨン素材は身体から出る水分を利用して発熱をしていますが、運動などの大量に汗をかく場面では水分を多く含みすぎて熱発生に支障が出てしまいます。レーヨンは濡れてしまうと乾きにくく、運動時などは汗冷えを起こす原因にもなります。また、効率的に水分を吸収してしまうため肌の乾燥にもつながります。ヒートテックを着ると身体が痒くなるという人は乾燥が原因かもしれません。
　ヒートテックの衣類は、正しく使えば薄くて、暖かい優秀な防寒着です。寒い時期をより効率的、機能的に過ごすために、ヒートテックと上手に付き合ってくださいね。
by　みちる

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