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嚥下(えんげ)は、練習も必要?

ブログ 2019.05.28

胃腸を傷つける生活習慣は、食べ過ぎ・飲み過ぎだけではありません。誤嚥(ごえん)に気を付ける必要もあります。
 高齢者のトラブルでもっとも注意が必要なのが、誤嚥(ごえん)です。誤嚥とは、飲食物がうまく飲み込めず気管に入ってしまうことです。気管がつまるだけでなく、飲食物と一緒に細菌やウイルスが、気管から肺に入り込んで繁殖し、ときには死につながる誤嚥性肺炎(高齢者の肺炎の原因の大半)を引き起こします。
 高齢者が誤嚥を起こす理由としては、筋力低下によって嚥下反射が適切に起こらなくなることや、歯が悪くてよく噛めないこと、唾液の量が減ることなどが挙げられます。さらに危険なのは「早食い」「軟らかい、噛む回数が少ない食べ物ばかりを食べる」習慣です。高齢者が早食いしたり、軟らかいモノばかり食べて、咀嚼が減ってくるとと、飲み込むスピードに嚥下反射がついていけず、食べたものが気管に入りやすくなるのです。
 飲み込む力は、40代からおとろえ始めるといわれています。若いうちからよく噛む習慣をつけるとともに、下記のことを心がけてみてください。
・腹式呼吸を意識する。:呼吸する力が高まり、誤嚥しても吐き出しやすくなる(咳反射)。
・水を飲む瞬間の感覚を感じて、その状態を意図的に強める。:嚥下のための筋肉を鍛えることができる。
・食べるときは背筋を伸ばし、あごを少し引いて食べる。:猫背やあごを上げた姿勢は誤嚥を起こしやすい。
 嚥下は、呼吸筋との関わりあいも多く、鼻呼吸をすることと、肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性や動きを整えることも重要です。それと咀嚼回数(食べ物を噛む回数)を増やして、嚥下反射の準備をさせてあげることも誤嚥を予防できます。
 もし、誤嚥することが、多くなっているようなら、耳鼻咽喉科を有する病院で、嚥下訓練を行うリハビリも取り入れているトコロもあるので、確認していただいても良いかもしれません。
by 羅茂棲
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