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　今年４月、国民生活センターからパーソナルトレーナーによる筋肉トレーニング事故が増えていると注意喚起がありました。これは2022年2月～3月にインターネットで約1万人を対象にパーソナルでの筋肉トレーニングの利用状況について調査され、直近の5年間で怪我が増えていることが確認されています。治療期間が１ヵ月以上及ぶ事故が全体の24％を超え、神経・脊椎・筋・腱の損傷などとなっています。
　その要因の一つとして、運動指導における制度が未整備であることが挙げられています。資格・名称が乱立し、極端に言えば、「パーソナルトレーナー」と名乗れば誰もが仕事を始められます。
運動指導の資格は、200以上はあり、バブル期にフィットネスクラブが急増し、当時の厚生省、労働省、文部省や民間団体が、基準もテキストも評価のノウハウもないところから、それぞれで資格認定をはじめたためともいわれます。だから、現場では、運動指導の知識や技術レベルに差が生じているのが現状です。今回の被害をみると、全体の9割が女性で20~30代が半数を占めています。定期的運動実践率が一番低い世代です。
　スポーツ大国の米国では、資格養成カリキュラムを誰もが同じ治療、ケア、コンディショニングづくりのスキルと能力育成のため構成された取り組みを行っています。毎年、治療法・医学知識の進化、変化するデータ等の為に、議論され、リニューアルされているとのことで質の低下、安全性を保持するように努めているようです。
　今後、運動経験のない女性や、また人生100年時代、高齢者の運動実施者が増加することは確実です。どのレベルの参加者でも安心して運動ができる、そして事故を防ぐことでトレーナーや施設側も安全に運動機会を提供できる、双方が守られる仕組みが大切で、きちんと学んだ人、また学び続ける人に健康づくりを任せられるガイドラインが必要だと思います。
※　当ATTiVO Body Care GYMでは、安心して効果的な提案ができるように年に二回昇級試験が行われます。身体理論（解剖、生理、運動学等）、運動知識と体力測定、運動指導実技、施術・整体実技、身体組成の多岐に渡る項目で、その獲得得点によって9段階に級付けされます。試験をクリアしないと担当できないので、どのトレーナーに当たっても、安全で効果的な提供を受けていただけるように取り組んでいます。
by　みさぽん

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