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　今まで色々な運動をされてきた方や、現在も運動を続けられている方も多いと思いますが、運動と歯との関係を意識している方は少ないと思います。歯を食いしばると力を出しやすくなることは多くの方が経験されています。日常生活のなかでも、重いモノを持ち上げようとする時に、歯を食いしばっていることに気付いている方も多と思います。歯を食いしばることは、全身の筋力を瞬間的に増強させる効果があるようで、競技種目によっては食いしばり易いようにマウスピースを行う人が増えています。。

また、むし歯と運動能力も関係があることも確認されています。一般の小中学生の体力測定の成績で2グループに分け、それぞれ未処置のむし歯の数を比較したところ、成績の悪いグループではむし歯になっている数が多かったという調査結果があります。理由は「むし歯がかみ合わせに影響し、体の重心を狂わせている」「虫歯の影響で、強く食いしばれない」ことがあげられるようです。もちろん歯が痛む、ぐらつくなど問題があれば、集中できず良い結果がでないことが明らかです。
　体の重心が狂うと運動能力に影響が出る理由は、体の重心は顎の位置と密接に関係しているからのようです。顎の位置がずれてくるとゴルフでは、飛距離がでない、球が曲がってしまうことや、スキーにおいては、ターンが上手くできない、筋力トレーニングでは思ったように力が出せない等が起こるようです。体の左右のアンバランスが保てないことが要因ですが、そこには歯の状態も強く関連があると報告されています。
最近上手く動けなかったり、肩や腰に凝りや張りなどが出ているのは、歯の状態が原因かもしれません。歯の状態は、健康を左右するバロメーターでもあるので気を付けたいものです。
by　珍香鈴

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