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水摂りすぎ注意!

ブログ 2020.08.18

 生物にとって、「水」は欠かせないモノです。特にこの時期は、熱中症を防ぐために水分補給の重要性が叫ばれています。ところが、そんな水も飲み過ぎると毒になってしまいます。しかも、それほど多くない量でも体に害を及ぼす可能性もあるようです。
 米国のある地域で、「水の早飲み大会」に参加した女性が大会直後に死亡する事故が起こりました。大会中に約5リットルの水を飲み、直後に気分の悪さを訴えて、その日のうちに水の飲み過ぎが原因で帰らぬ人となってしまいました。それ以外にも、1日に約3リットルの水分補給と塩分制限を組み合わせた「水ダイエット法」が原因、マラソン大会後の水分補給が原因で死亡者が出るといった事例もあります。
世間では「水=ヘルシーな飲み物」であり、飲み過ぎで身体に害が及ぶなどとは全く認識はありません。水を飲み過ぎると過剰の水分摂取によって、血中のミネラル不足で低ナトリウム血症やけいれん等が生じ、死に至るケースも報告されています。人間の腎臓が持つ最大の利尿速度は16ml/分であるため、これを超える速度で水分を摂取すると体内の水分過剰になり、細胞が膨れてしまい、低ナトリウム血症を引き起こす水中毒に陥り、次のような症状を伴います。
• 中度…浮腫み、軽い疲労感
• 重度…頭痛、精神症状、嘔吐
• 超重度…錯乱、けいれん、てんかん 最悪の場合は呼吸困難となり死に至る
これらの症状が起こるのは、筋肉や神経伝達を正常に動かすのに欠かせないナトリウムが欠乏するためです。そして細胞内の水分とナトリウムのバランスが崩れて細胞が浮腫むので、重度になれば脳細胞が浮腫む「脳浮腫」に至ります。最終的に呼吸や心臓の動きを司る部分がダメージを受け、生命活動も止まってしまいます。
 水分摂取で起こる体調の変化は水の飲み方や体調で個人差はありますが、適切な水分摂取量は通常の生活では1日に3L未満で、それ以上飲むと水中毒の可能性が出てくると言われています。自分の身体に合った量の水分を補給するように注意したいものですね。
by 筋知良
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