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男女のボタンの位置?

ブログ 2020.11.24

 ジャケットやシャツのボタンは、男性用は自分から見て右側にあり、女性用は逆に、左側にボタンがあります。ボタンとボタンホールの位置が男女で異なるのは色々な説があるようです。
 古代は男女共に「一枚の布」を体に巻いたり、穴を開けてかぶったりすることで「衣服」としていたため、デザインに大きな差は見られませんでした。しかし、11~12世紀ごろから欧州の上流階級の世界で、男女の衣服に明確な違いが現れ始めます。その後、13世紀ごろにボタンが誕生したといわれています。当初はボタンホールがなく、装飾品として洋服のあらゆる場所に取り付けられていました。その後、装飾としてだけでなく、着装しやすさを求めた結果、ボタンホールが生まれたのではないかと考えられています。ボタンホールの細工は14世紀欧州の宮廷服が起源であるといわれています。
 14世紀ごろの欧州において、縫製に手間のかかるボタン付きの服は、上流階級の人々しか身につけられない非常に高価なものでした。当時の裕福な女性たちは自分で服を着ず、使用人に服を着せてもらうのが一般的な習慣だったので、対面から留めやすいようにボタンが左側(男性の逆)に付けられていたという説があります。当時の上流階級の女性が着ていたのは華やかで複雑な洋服であり、自分で着用するのが難しかったのではないかと考えられています。ボタンが左側に付いているのは、その頃の名残であるという説です。
なお、男性は自分で服を着ることが多かったこと、そして人口の大部分が右利きであるという想定から、着る側から見てボタンを右側に付ける形式が広がり、やがて一般化したとされています。男性用ファッションの要素は軍服に由来していることが多いとされます。懐に入れた武器を右手で取り出しやすいように作られていた軍服にならい、男性の衣服は右にボタンが付けられるようになったという説です。
 また、女性は授乳時の扱い易さや、乗馬時の、横座りで風が服に入り込まないようにボタンを左側に付けたという諸説ありますが、一般的には『欧州の上流階級説』が広く知られています。ただし、ファッションは流行や時代によって変化するものなので、近年話題となっているノージェンダーなファッションの流れによっては将来、ボタンの位置における男女差もなくなっているかもしれません。
by 太久籠
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