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筋肉の役割 その1

ブログ 2022.03.30

 筋肉の働きをほとんどの人は、身体を動かす、守る、支える位の認識ですが、それ以外にもたくさんあります。今一度、基本的な筋肉の作用を確認していただければと思います。
 まず、運動をすると身体が温かくなってきます。これは、身体を動かすと筋肉が収縮して熱を産生するからです。我々の体温の約70%(医療関係の教科書には約60%と書かれていたり、筋生理学の説では、約80%と書かれています。)以上は筋肉の熱産生によるものです。ある部分で使われた筋肉で産生された熱が、血液によって運ばれます。熱の産生量で体温の高い、低いが決まってしまいます。現代人は、運動をすることが少なくなっているので、体温が低くなっていて、それは子供にも当てはまります。体温が下がると免疫力の低下、そして、成長にも大きく影響が出てくるようです。落ち着きがない子、キレやすい子が多くなっているのも、低体温によって脳の発育不全が原因と言う研究者もいます。冷え性で悩んでおられる方は、身体をしっかり動かしてください。特に全身の筋肉が、しっかり働くような取り組みをしてあげれば、熱が産生されますので体温が上がります。
 二番目に、運動をして筋肉を動かすと血液の循環が良くなるのは、筋肉のポンプ作用によるものです。身体の表面に近い動脈に触れると拍動は確認できますが、皮膚の表面からはっきり見える静脈の拍動は確認できません。その理由は、動脈は自身でしっかりと拍動していますが、静脈は、主に筋肉の力を借りて血液を流しています。運動不足の顕著な例が、下肢静脈瘤です。筋肉のポンプ作用が少ないために下肢静脈に血液が溜まって瘤(こぶ)を作ってしまう傷害です。また、運動が不足すると、ポンプ作用は減るので、血液の循環は当然悪くなってきます。流れが悪くなることで、血液も澱んでくることになります。血液がドロドロなのは、食べ物ばかりの原因でなく、運動不足も大いに関わっています。血液循環をよくすることで、肩こりや腰痛などの症状も起こり難くなります。当然、生活習慣病などの予防にも繋がります。
運動というと妙に構えてしまう方がいますが、ほんの少しいつもより手足を動かすだけで十分運動になり、筋肉のポンプ作用が活発になり、体温が上昇し、血液の循環促進になります。まずは、一日10分だけでも手足をいつもより大きく動かしてみませんか?
by 筋知良
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