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花粉症のメカニズム

ブログ 2019.04.10

 鼻の機能は、主に呼吸する空気の加温、加湿、防塵です。空気を清浄化し、その空気を肺に送り込む役目を持っているため、粘膜の表面には線毛があり、 異物が鼻孔から入ると表面の粘液に異物をくっつけます。表面についた異物は、鼻の粘膜にある線毛の働きにより、鼻の外に運び出されます。運び出されなかった異物が、アレルギーの原因となる「抗原」と呼ばれるタンパク 成分(Cryj1、Cryj2)を鼻の粘膜に浸透させていきます。 これらの抗原(Cryj1、Cryj2)が鼻の粘膜内に入ると、異物を認識する細胞(マクロファージ)と出会い、マクロファージが得た抗原に対する 情報がリンパ球のT細胞に送られます。さらに、T細胞は、この抗原の情報を 同じリンパ球のB細胞へ送り、この抗原にぴったりと合う「抗体」(特異的IgE抗体)が作られます。これがアレルギー反応の「感作」という最初 の段階です。
 例えば、スギ花粉症では、スギ特異的IgE抗体が、アレルギーの原因の細胞にくっついています。このIgE抗体が抗原(Cryj1、Cryj2)をつかまえてくっつき、 細胞が活動を始めてヒスタミンやロイコトリエンというアレルギーの症状の原因となる物質を放出し、くしゃみや鼻汁、 鼻づまりを生じさせるのです。
  花粉抗原との反応が繰り返されると、 鼻では好酸球という細胞が多くなります。この好酸球が上皮細胞を傷つけて過敏な状態が引き起こされます。花粉は、結膜でアレルギー反応を起こしますが、まぶたの結膜で、より反応が生じやすくなっています。ここにはアレルギーの原因の細胞をはじめとする多くの細胞がやってきます。結膜表面を被う涙液で、表面の花粉から抗原(Cryj1、Cryj2)が溶け出します。これにより結膜での初めのアレルギー反応が鼻と同じように生じ、目のかゆみ、なみだ目の症状をひきおこします。
  ただ花粉は、身体には、無害の物質なので、マクロファージやT細胞での錯誤的な情報が、抗原抗体反応となり、花粉症が発症されています。マクロファージやT細胞に正確な異物の認識をさせ、情報提供させるには、体温上昇が急務となります。体温上昇させるためにも、運動する必要があります。花粉症撃退に運動は、欠かせませんよ。
BY SYU
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