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菱形筋（りょうけいきん）をご存知でしょうか⁈
　菱形筋は、身体の背部側、僧帽筋よりも深い位置にあり、背骨と肩甲骨をつないでいる筋肉になります。上部を小菱形筋、下部を大菱形筋と分けて呼ぶこともあります。作用は胸を張る動作、ドアを引く動作など肩甲骨を動かす働きがあります。また、多くの方が悩まされている肩こりや頭痛もこの菱形筋が正しく使えていないことも原因の一つだといえます。
次にあげることを習慣にしている方は要注意です。
・前かがみで手を動かす作業、猫背姿勢、
・デスクワーク、手芸、前傾姿勢でのスマホやタブレット操作、手書き作業を長時間行う
・横向き睡眠で肩が巻いてしまう姿勢
この状態は肩甲骨が開いた状態で菱形筋が引き伸ばされ、肩が緊張している状態になります。そして血液の循環が悪くなり、肩こりや頭痛につながります。特に菱形筋が引き起こしていると考えられる症状は肩甲骨の骨ぎわや、背骨と肩甲骨の間のコリや痛みは菱形筋を動かしてほしいと言っている身体のサインだと思います。マッサージに頼るのは一時的には楽になりますが、根本的な解決には至らず、返ってデメリットとなるケースがあります。やはり運動なくして、肩こりの改善はないといえるでしょう。
　ストレッチ等もたくさんございますが、当方ではシーテッドロウという種目で菱形筋を狙ったエクササイズを行っています。腕で引っ張っているように見えますが、とにかく胸を張るというイメージで動作を行い、自然と肩甲骨を内側へ引き寄せる形を作ります。この際、指でバーを強く握り込んでしまわないようにして、腕でバーを引くというより、胸を張ることだけを意識します。このポイントを意識して取り組むと、背や肩の痛みや張りが消失したという方はたくさんおられます。運動不足を解消し、身体もメンタルも良好にしていきましょう。
by　参鶏湯

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