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関節軟骨の誤解?

ブログ 2019.09.16

 関節軟骨は、一般的に関節面の荷重部を形成する硝子軟骨(膝や股関節など)を言うことが多く、低い圧迫力を受ける部分で約1~4㎜、高い圧迫力を受ける部分で約5~7㎜が標準的な厚みとなります。軟骨には、血管や、神経が無く、特に関節軟骨には、軟骨膜(血管や下にある組織の維持と修復を行う)も欠いていますので、修復能力は低いと思われており、一度壊れると治らないと言われています。
 関節軟骨は、滑液から栄養を受け、間欠的関節荷重時の表面変形のミルキング作用(荷重がかかると軟骨は表面を変形させて衝撃を吸収します。その時に、波打つような形になります。)が栄養供給を促進することになります。そういう意味で、関節軟骨の修復機能を促進させるには、運動と衝撃が必要となります。
 関節軟骨の主な作用は、軟骨下骨への圧迫力を分配、分散し、関節両面の摩擦を小さくする働きをします。関節軟骨の二面間の摩擦係数は、一番負担が大きいと言われる膝で0.001~0.0057(氷と氷の間の摩擦係数は0.02、金属と金属の摩擦係数は0.3~0.8)までで極めて小さく、正常な荷重活動の衝撃は、軟骨で吸収されるので、軟骨の下の骨はほとんどダメージを受けることがありません。
 また、関節軟骨上の軟骨膜*の欠如は、修復に使われる原始繊維芽細胞様細胞の源がないので、成人の軟骨への重大な損傷があった場合、修復は困難となる可能性が高いと言われており、治らないと言われる原因の一つになっています。しかし、軟骨膜がないことで、滑液の供給が行き渡り易く、代謝が活性化され、修復能力は高いと考えられるようになってきています。ですから、「手術しか方法がない」と言われた方は、無理のないようにどんどん動かして、人工関節の必要のない状態にしてくださいね。
by グランブラー
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