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なぜ、肌は弱酸性?

 ボディソープや洗顔料などで「弱酸性」という言葉使われていることが多いと思います。一般的に健康な肌は、pH4.5~6.0の弱酸性だからです。しかし、生まれたての赤ちゃんの肌は中性ですが、生後5~6週間で弱酸性になると言われています。健康な肌は「自らの肌を弱酸性に保つ」ように作用するのは、「肌が弱酸性であることで細菌の繁殖を防ぐことができる」、「肌トラブルを避けることができるようにする」という恒常性機能があるからです。
 健康な肌が「自らの肌を弱酸性に保つ」ポイントは2つ、「皮脂膜」と「皮膚常在菌」です。肌を覆う「皮脂膜」は弱酸性で、この皮脂膜を作るサポートをするのが「皮膚常在菌」です。皮脂膜は皮膚常在菌がつくる分泌物からできた脂肪酸、汗などに含まれる乳酸やアミノ酸が混ざり合うことで作られています。つまり、「人本来の自らの肌を弱酸性に保つ力」は継続的に弱酸性の「皮脂膜」を生成することができる「皮膚常在菌」がいるからです。健康なお肌を保てるのは皮膚常在菌のおかげなのです。だから、通常の石鹸などで、洗った後の肌は、弱アルカリ~中性くらいになってしまい、外からの刺激に弱くなってしまいます。しかし、健康な肌であれば、しばらくすると弱酸性に戻るのですが、回復するまでの間は肌に負担がかかっています。肌の弱い人にとってはその間に肌が赤くなったり、カサカサし肌荒れの原因となってしまいますので、弱酸性の洗浄剤で洗えば肌にも優しいというわけです。当然、コロナ禍での対策の一つである消毒は、皮膚の常在菌も除去するので、肌は荒れるだけでなく、外部の良くない細菌やウィルスに抵抗する作用は落ちてしまいます。自分を守るつもりが、身体を弱くしていることになりますので、殺菌、消毒は、過度にすると何も良いことはありません。
 人間には、体内部で細胞などを再生したり、修正する能力が備わっております。運動したり、血液の循環を良くすることでこの能力は上がり、身体を正常な状態で保つのにも役立ちます。きれいなお肌、若々しい肌年齢を保つためには外部からだけではなく、体の内部からも刺激に強い体作りが必要です。お肌のためにも消毒はホドホドにして、運動するように努めてくださいね。
by グランブラー
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