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世界一座りすぎの日本人

 日本人は、1日の生活の中で世界一座る時間が長いという研究結果が出ております。生活の中で主にする動作は歩く、立つ、座る等ですが、この約60%を座る時間に充てているという事です。
 座りすぎによる死亡率の上昇や病気に繋がることも言われており、11時間以上座る人と4時間未満の人では約40%も死亡率が変わると言われています。また、肥満や糖尿病、高血圧や癌などを誘発するだけでなく、記憶形成に関わる脳の内側側頭葉に位置する海馬とその周辺領域も小さくなって認知能力も低下するという研究結果も出てきています。
 人間の骨格と人間に1番近い遺伝子をもつチンパンジーやボノボの骨格を比べてみると、骨盤の形や頭蓋骨と頸椎の位置関係では大きく異なります。ヒトの骨盤は短くて横幅が広く、腹部の器官を支える形になっていますが、彼らの骨盤はヒトよりも大きく、縦に長くて幅が狭くなっています。その他の違いとしては、頭蓋骨の大後頭孔がヒトでは下に、チンパンジーやボノボは後ろ側に位置しています。座る構造としては、ヒトよりチンパンジーやボノボの方が身体の負担は少ないと言えます。しかし、ヒトの場合、デスクワーク等が増えて腰が丸くなり骨盤と内臓との位置関係がずれてたり、頭が前に突き出て頸椎で支えられるようになっているはずの頭蓋骨が前に出てしまったりと、本来あるべき姿とはかけ離れてしまっています。その結果痛みとしての反応など何かしらの身体に信号を与えてくれています。
 普段の生活スタイルを急に変える事は難しいと思うのでなるべく長時間続けて座る事をしないようにしたり、座っている状態でも頭と首の位置を見直してみたりしてください。また、1時間座っていたら、立ち上がったり、歩いて移動するなどを心掛けてください。身体に痛みなどがある場合は、その信号としっかり向き合い、何故痛いのかを確認し、薬に頼らないで身体をケアしていきましょう!
by でこちゃん
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