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唾液の作用

 唾液には「ネバネバ唾液」と「サラサラ唾液」があります。唾液の分泌は、自分の意思とは関係なく自律神経によって自動的に調節され、この2種類の唾液のバランスにより、健全な口内環境が維持されています。非常にリラックスしているときは副交感神経が優位に働き、サラサラ唾液が分泌され、会話や食事がスムーズに楽しめます。
 しかし、心身にストレスを感じていると、交感神経が優位に働き、サラサラ唾液の分泌が低下し、舌の動きも悪くなり、不快感を覚えるようになり、体の免疫力も低下していきます。口の中がネバネバしてきたときは、体の危険信号で、バランスが崩れていると思われます。ネバネバ唾液には『ムチン』というネバネバした成分が含まれており、ムチンには口の中の菌を固まらせ、吐き出させる役割があります。サラサラとした唾液の流れが阻害されると、口内の細菌環境が悪くなるので、このような防衛機能が働くと考えられます。
 口の中がネバネバしているのは、精神的な不安等が持続して安静時の唾液の流れが不足していることが考えられます。その時に、ウーロン茶や緑茶などのお茶を飲むことは、ポリフェノールによる口臭抑制効果と、緊張を緩和するリラックス効果があり、一時的には非常に良い効果を発揮します。しかし、いつも口の中がネバつくような慢性的に「安静時唾液流量」が不足している人には、お茶の常飲は勧められません。お茶にはカフェインやテオフィリンが含まれるため利尿作用が高く、尿量が増えて体内の水分が排出されるため、常に口の中が乾く状態になり、悪循環になってしまいます。また、お茶に含まれるポリフェノールには、唾液の分泌を抑制する作用があるので、水分補給には「水」が一番良いです。
by ボヤッキー
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