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嚥下障害

 嚥下障害とは、食べ物や水分を口の中に取り込んでから飲み込むまでの過程が、正常に機能しなくなった状態を指します。そして、食べ物や雑菌が気管から肺に入り込んでしまうと、嚥下障害による誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。食事中やお茶の時間にむせることが多くなった、飲み込んだあとも口の中に食べ物が多く残っている、のどに食べ物が残っているような感覚があるといった自覚症状がある場合、嚥下障害が疑われます。では、食べ物が飲み込み難くなるのは、どのような原因が考えられるのでしょうか。
唾液量が減ることで飲み込みにくくなる
 唾液の量が少なくなると、食べ物をしっかりと噛むことができたとしても、食べ物を滑らかに飲み込むことや消化することが困難になります。唾液と食べ物が混ざり合った“食塊”が上手く作られて初めて、するりと喉を通るのです。改善方法として、よく噛んだり、口の周りを動かすようにしましょう。唾液腺や口の筋肉に刺激が伝わり、唾液が出やすくなります。
咀嚼が不十分、または歯の状態が不安定だと飲み込みにも影響する
 良く噛まないと、飲み込む力も通常より大きな力が必要になってしまいます。また、入れ歯が合わなかったり、部分的に歯が欠落しているとうまく食べ物を噛み砕くことができません。特に硬いものを小さく噛み砕くには負担が大きくなるでしょう。歯の健康を維持し、普段からよく噛んで食べることを心掛けましょう。
全体的な筋肉・飲み込みに必要な筋力の低下
 喉仏に手を添えてゴクンと飲み込んでみると、飲み込む際に喉仏が上がっていることがわかります。加齢による筋力低下でこの飲み込む力が衰えると、喉の途中に食べ物が溜まってしまったり、上手く流れなくなります。鏡を見ながら顔を大げさに動かしてみたり、変な顔をしてみたりして、口の体操をしたり、早口言葉や歌を歌うなど発声することで、自然と噛む時や飲み込みに必要な筋肉の動きをスムーズにする練習になります。嚥下が少し悪くなってきたなと思ったら取り組んでみてください。
By ルン
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