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寝る姿勢

 しっかり睡眠を取ることができていますか?睡眠不足になると、自律神経に影響して、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高くなり、不注意や集中力低下で仕事でのミスが増えたり、事故にも繋がってしまいます。また、それだけではなく不安やうつ状態を招くことにもなるようです。睡眠時間は、しっかりとれているはずなのに疲れが残ったまま、全然眠れない、途中で目が覚めるなど色々あると思います。睡眠の質には、様々な要因が関係しています。今回は、その中でも眠る時の姿勢に目を向けて書いていきます!
 健康な成人の睡眠時の姿勢について報告されている論文では、就寝時の姿勢で、仰向け、横向き、うつ伏せのいずれの姿勢でも睡眠の質とは関係が低いと報告されています。それよりも、就寝時の姿勢変化の頻度が、睡眠の質と関係があるようです。いつも同じ姿勢で寝る人は、寝つきが良く、頻繁に姿勢を変える人は寝つきが悪いと報告されています。睡眠の質を高めるためには、自分の就寝時に良い姿勢を決めて、その姿勢を続けることが良いようです。
 理想とされている姿勢は、仰向けとされています。正しい姿勢で立っているときと同様の自然なS字カーブを維持したまま仰向けで寝る姿勢なら、体圧が分散され血液循環がスムーズになるので、体に余計な力が入りません。しかし、重力で舌が気道に下がり、呼吸がしづらかったりいびきをかいたり、骨盤が引っ張られた状態になり、腰の痛みを感じる人もいます。そして、横向き寝は、腰の負担を減らしたり、呼吸がしやすくなりますが、接する面積が小さいので、一箇所にかかる負担が大きくなるので、同じ方向ばかりで寝ていると、身体のゆがみが生じやすくなるので注意が必要です。うつ伏せ寝は、背骨や首がねじれるため、体の歪みの観点からはオススメできませんが、体の前面を下にして寝ることでお腹が温められ、リラックスしやすく、安心感を得られるだけでなく、舌が落ち込むことによる気道の妨げがないため、いびきをかきにくくなるほか、肺に心臓の重みがかからない寝姿勢なので、咳が出ている時は呼吸がし易くなります。
 しかし、仰向け寝が理想的な寝姿勢と言われても、現在の身体の状態で寝姿勢は変わります。仰向けで寝れるように姿勢を整えるよう身体の改善に取り組んでいただければと思います。適度なバランスの良い運動で、姿勢は改善していきます。毎日同じ姿勢で就寝できるように心がけてみてください!!良い睡眠が取れるようになりますよ。
by 海遊ぽっぽー
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