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片頭痛

 頭痛とは、頭部に何らかの痛みを伴う症状を言いますが、我が国の約10%の方達が片頭痛持ちで、女性に多いという調査結果もあります。片頭痛がなぜ起きるかに関してはまだ不明の点が多いですが、「三叉神経血管説」が有力視されています。これによれば、様々な誘因によりセロトニンという脳内物質の量が減少すると、三叉神経終末から脳血管に神経ペプチドが放出され、その中の1つがCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)であることが確認されています。CGRPが放出され、脳動脈や硬膜血管系の平滑筋細胞にあるCGRP受容体に結合すると、血管の拡張と血漿蛋白の漏出が生じ、神経原性炎症を誘発します。この刺激による興奮が痛み刺激となり、片頭痛発作が生じると考えられています。現在、CGRPは片頭痛における疼痛発生のメカニズムに深く関与する物質であるという考え方に基づき、CGRPの働きを抑えてしまう薬剤が開発され、抗CGRP受容体抗体医薬(アイモビーグ等)の使用が増えています。
 また、片頭痛には前兆もあり、自律神経の中枢である視床下部や大脳などで異常な活動が起こると言われています。例えば、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれ、目の前に「火花が散るような」、または「ギザギザした歯車のような」光がみえたり、視界の一部がその光によって白く遮られたりする症状を訴えるのが特徴的です。それがおさまったかと思うと、こめかみから側頭部のあたりが脈打つように痛み始め、数時間から長くて3日くらい続き、自然に消えていきます。この間、日常生活もままならなくなるような症状を呈すのが「偏頭痛」の特徴です。
 身体の構成や色々な作用するペプチドですが、日常の身体活動が低いと血中に残ってしまい身体に悪さをする事があります。特に、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は、頭痛に関連していると言われているので、このペプチドも含めてエネルギーとして使用できると片頭痛も予防がしやすいと思います。日々の運動やトレーニングを適度に継続することにより、片頭痛を改善出来る可能性はありますので、是非身体を動かす習慣をつけていきましょう。
by 宮古島サイダー
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