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見極める目?

 新型コロナウイルス感染症の全国的広がりを受けて、緊急事態宣言が全国に拡大されて事態は深刻化しています。「死亡率が急に増大した」とか、この感染症が「急に凶悪になった」などということではなく、最も危惧されているのは、いわゆる「医療崩壊」です。正しい感染予防策を講じることを徹底し、いたずらにパニックにならないことが肝要です。それが医療資源のいたずらな浪費を防止し、医療従事者に対して過重な負担を強いることの軽減にも繋がります。
 このような状況のなかで、不安にさせていることの1つに、洪水のような医療情報の氾濫があります。そして、専門家によって言っていることがまちまちで、なかには相反するような情報もあって、それが混乱に拍車をかけています。不安な状況だからこそ、情報を求めたがりますが、その量が多すぎたり、矛盾していたりすると、不安が鎮まるどころか、ますます不安になってしまいます。
 だからこそ、われわれは情報を正しく見きわめる「科学的リテラシー」を身に付ける必要があります。何も専門家になる必要はなく、ちょっとしたスキルを身に付けることで、ある程度の確からしさをもって、情報の取捨選択ができるようになります。中立的な専門家が、エビデンスの見きわめ方をアドバイスしているので、フェイクニュースに騙されずに、正しい医療情報を選択して、ご自身と愛するご家族の健康を守るために参考にしてください。
(1) 誰かの体験談は信頼の置けるエビデンスではない
(2) 新しいものが良いとは限らない
(3) 早くて簡単なほうが良いとは限らない
(4) 治療には害が伴うことがある
(5) 相関関係は因果関係とは違う
(6) 断定的な主張やデータのない主張には要注意
(7) 専門家や権威の言うことが正しいとは限らない
(8) 長年の習慣が正しいとは限らない
 例えば、ワイドショー等の「専門家」が、声高に主張していたり、何例かの症例に基づいた医師や患者の「体験談」や観察研究は、現時点ではそれは相関関係にすぎず、十分なエビデンスと言えません。色々なバイアスを取り除いて、見極めていきたいですね。
by グランブラー
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