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適応障害

 CMでもよく見かける有名女優が「適応障害」の治療のため芸能活動を一時休止するという発表で驚かれた方も多いと思います。
 適応障害は、環境が変わるなどはっきりしたストレス要因があってから3カ月以内に起こる症状を言います。症状は人により様々ですが、次のような症状のうち、いくつかが組み合わさって出現することが多いようです。
睡眠障害:寝つきが悪い、朝早く目が覚める、夢を見て眠りが浅い感じがする
食欲の変化:食欲がない、過食、動悸
気分の変化:うつ気分、いらいら、怒りっぽい、集中力低下、不安
体調の変化:頭痛、胃腸障害など
行動の変化:普段の化粧や髭剃りなどをしたくない、動作がのろくなる、決断できない
上記の症状が2週間以上継続するような場合は、適応障害の可能性は高いです。うつ状態が起きる疾患にはうつ病などもありますが、適応障害は環境要因のストレスが明らかな場合の症状であり、うつ病とは異なります。
 原因としては、仕事の量が急に増えたり、転勤、部署移動などの環境が変わったり、自分には不向きな内容の仕事が多かったり、続いたりするなどの場合に起こり易いようです。代表的な適応障害が、新入社員のいわゆる5月病などがあげられます。
 環境が変化した後は注意が必要ですが、特にコロナ禍の中ではもともとかなり過剰適応して頑張っているものですから、体調の変化があった時は周囲に伝えることも大事です。同時に、周囲の仲間や上司、関係者、家族なども、いつもと違う、と感じたときは、声がけをすることが望まれます。悩みがある場合は、極力誰かに相談するように心掛け、相談する相手がいない時は、思いっきり身体を動かしてストレスを発散させることでも適応障害は予防できます。もし、適応障害に罹患したら、無理してでも身体を動かすようにしていただくことで、改善に向かいます。
by ボヤッキー
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