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金柑(キンカン)

 キンカンは、ミカン科キンカン属の木になる果実で、原産地は中国とされています。日本では宮崎県や鹿児島県での栽培が盛んで、他の柑橘系のみかんなどと違い、皮ごと食べられるので、甘露煮やジャムにしたりして食べることが多いですね。また、庭木としてもわが家にある位なので、育てやすいといえるでしょう。ミカン科の果樹は5月に開花するものが多いですが、金柑の花が咲くのは7月~9月と少し遅いです。とてもさわやかな甘い優しい香りがするので、夏の暑さを一瞬忘れさせてくれます。実に気づくのは11月頃でしょうか。葉っぱと同じ色で深い緑色です。寒くなるにつれ、熟しきれいな橙色になってきます。金柑は果実の量の多い成り年(表年)と、量の少ない不成り年(裏年)を繰り返す現象 「隔年結果」という性質があり、今年は実が多いそうなので表年になりそうです。又、金柑の木の寿命は20〜30年といわれますが、わが家の金柑の木は40年以上になりますが、元気です。
 果実としては小粒ながら、ビタミン類(βカロテン、ビタミンE、ビタミンB群、ビタミンC等)ミネラル類(カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン等)も多く含まれ、第六の栄養素といわれる食物繊維も豊富です。また、柑橘類の果実の皮や袋などに多く含まれているポリフェノールの一種である“ヘスペリジン”が、血管の健康にも効果があるといわれています。皮ごと食べる金柑は効率よく摂取できるというわけです。他にも、金橘(きんきつ)と生薬名があるとおり、粘膜の炎症を沈める作用があるとされ、古くから喉の痛みやのど風邪に効果があるのは皆さんご存じですね。(ちなみに今回初めて知りましたが、虫刺されの薬と金柑は関係ないようです。)
3月には収穫する金柑、今年は今まで以上に楽しみです。金柑はお店などで気軽に購入できますので、手作りの甘露煮やジャムにチャレンジされてはいかがですか。
by みさぽん
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