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上腕二頭筋腱症

ブログ 2024.01.28

 上腕二頭筋は、物を持ち上げたり、投げたり、道具を使うスポーツ全般(例えば野球やクリケット、バドミントンやテニスなど)で働く筋肉です。そして、上腕二頭筋腱症は、筋肉に見られる一般的な症状として挙げられます。多くは、物理的な外傷や反復的な活動の結果として発生します。その中で、上腕二頭筋長頭腱症は、回旋筋腱板病変、肩峰下インピンジメント症候群、肩甲骨下筋損傷に関連して発生します。回旋腱板断裂の場合、90%の症例で上腕二頭筋長頭腱症を併発し、45%の症例で上腕二頭筋長頭腱不安定性を併発しています。
 上腕二頭筋の長頭腱の断裂では、「ポパイサイン」として知られる明らかな変形が観察されることがあります。上腕二頭筋の筋腹が下がってしまうことで上腕遠位部に膨隆がみられます。上腕二頭筋を含むほとんどの損傷は、手術の必要なく自然に治癒するので、日常生活には支障なく過ごすことができます。
 上腕二頭筋の作用は、前腕の屈曲・回外であるため、前腕を伸展・回内させると伸張されます。また、上腕二頭筋は肩関節と肘関節をまたぐ二関節筋であるため、肩関節の肢位にも影響を受けます。走行が肩関節前面を通るため、肩関節伸展位でストレッチされることも考えられます。前方に肩を挙上するだけではなく、後方に肩を伸ばしてストレッチすると肩に近い線維もストレッチされます。普段の身体の使い方と、筋肉へのケアが必要になります。肩に負担のかかる動きを続けていると、何かしらの症状があらわれます。腕を伸ばして物をもつ姿勢は、肩への負担が大きいので、なるべく肘を曲げて作業すると肩への負担が軽減されます。肩周辺の筋肉を緩めると、上腕二頭筋長頭の腱のストレスも軽減でき、摩擦を少なくできます。また、同じ姿勢が続くと筋肉が硬くなり、柔軟性が損なわれ身体のトラブルに繋がり易くなりますので、できるだけ身体を動かすようにしてくださいね。
by ベクトル
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