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どんな便秘?

ブログ 2024.04.04

 排便が、週に1回でも、特に体調に異常がなければ、あまり問題ではありません。排便の回数が少ないから良くない訳ではなく、排便回数が減ったことによって体調に異常が出ているのか、それとも排便時に便が出し難くて困っているのか、あるいはその両方なのかということを区別することによって、対処の仕方も変わってきます。普通に食事をしていれば週1回の排便では、腹痛、腹部膨満、硬便による排便困難などいろいろな問題が生じていることが排便回数減少型です。これに対して、毎日お通じがあっても便を出すときに排便困難や残便感などで困っているというのが排便困難型です。
 排便回数減少型では、腸の大蠕動は正常に起こりますが、食べている量の割に食物繊維が不足していると蠕動運動を促すのに十分な量の便が、S状結腸にたまるのに時間がかかり、大蠕動がなかなか起こりません。その結果、排便回数が週1〜2回と少なくなっていても大腸は正常に働いているのですが、大腸の中に便が長い間とどまることによって水分が少なくなり、便が硬くなるので、肛門の機能が正常であっても出しづらくなります。これを大腸通過正常型便秘症といいます。排便回数減少型の他のパターンでは、大蠕動の回数が少ない、あるいは蠕動運動が弱いために便がどんどんたまっていき、その結果排便回数が少なくなり、大腸にたまる便の量が多いために腹痛や腹部膨満感という症状があります。そして、やはり長い間大腸にとどまることによって便が硬くなるため出し難くなります。
 排便困難型の大腸通過正常型便秘症では、大腸の蠕動運動があって直腸までは便が来るのですが、便が硬いために排便困難を訴えますが、直腸や肛門の機能には異常や問題はありません。つまり、体には異常がなく便の状態に異常があるということです。排便困難型の便排出障害では、直腸や肛門の機能や構造自体に問題や異常がある可能性があり、便が下痢状の軟便でも排便困難を訴えます。
 便秘と決めつけて、便秘薬を服用するのは、正常な排便機能を損なう可能性が高いので、生活習慣から見直して、正しい対応を心掛けたいですね。
by グランブラー
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