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大豆の摂り過ぎ注意⁉

ブログ 2024.01.20

 大豆は、良質なたんぱく源となるうえ、糖質、ビタミン・ミネラル、食物繊維もバランスよく含んでいます。また、大豆イソフラボンという微量成分が含まれていて、化学構造上、女性ホルモン(エストロゲン)と似ているため、生体内でエストロゲン受容体と結合し、弱いエストロゲン様の作用を発揮します。更年期症状の改善のほか、乳がん、前立腺がん、骨粗しょう症などの予防に役立つと言われています。また、骨粗鬆症の予防にも貢献すると言われている完全食と考えられています。
 しかし、大豆は、基本的には消化吸収が難しい食材でもあります。マウスを使った動物実験でも大豆を与えたマウスの膵臓に負担がかかるということが実証されていて、国立がんセンター研究所からも「大豆製品の過剰摂取は膵臓がんの発症率を増やす」という研究結果も発表されています。そして、これらのリスクを経験的に知っていたのか、先人たちは、消化吸収の負担がかからないように大豆を発酵させたり、加工して食べるという文化を発展させました。それで生み出されたのが、味噌であり、納豆、しょうゆ、豆腐、湯葉などです。国立がんセンター研究所のデータでも、味噌、納豆などの加工されたモノでは、膵臓がんの発症率が増えるというデータが見られません。
 たんぱく質ブームもあって、サプリメントなどから大量にソイプロテイン(大豆たんぱく)を摂取している人も少なくありませんが、こうしたリスクもありますから、長期間、大量に摂取することには注意が必要です。ほどほどの摂取が賢明です。加工した大豆食品の「納豆」は、「スーパーフード」として世界で注目されています。納豆特有の納豆菌は、増殖力が強い菌として知られ、病原性大腸菌O-157の繁殖を抑えるほど強力であることも確認されており、乳酸菌のはたらきを強めて、腸内細菌叢のバランスを良くすることも知られています。 そして、大豆特有のポリフェノール成分も摂取することができ、更に、納豆に含まれる「スペルミン」というタンパク質の一種が細胞の代謝を促進し、体内の炎症を抑えて、健康長寿にも関係するので、大豆をそのまま食べるより加工されたモノを食べる方が良いようです。
by 珍香鈴
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