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炎症

ブログ 2024.03.31

 炎症は、病変部が「燃える」ように見えることから名づけられた名称で、赤く脹れ上がり、熱をもち、痒みや痛みを感じる刺激や侵襲に対して生体が示す局所的な反応です。炎症は、組織障害に対する限局性の生体の防御反応で、外因性や内因性の障害刺激に対して、生体の障害を局所にとどめ、有害物質やその作用を除去して損傷部位を修復することによって生体を保護し、生体の恒常性を維持する一連の生体防御反応です。炎症には、感染除去を含めた生体防御反応と組織修復という2つの働きがあるだけでなく、体内に侵入した病原体を殺したり、膿瘍腔を被包したり、感染の波及を防ぐというような生体に有利な作用を持っています。しかし、炎症反応が疾患に繋がるケースもあります。例えば、脳内の膿瘍は、周囲を圧迫損傷することがあり、また、慢性炎症による線維化は組織の変形をきたし、その機能を変えてしまうこともあります。
炎症の5大徴候(臨床症状)
⓵ 発赤 :患部が赤くなるのは、血管が拡張して局所血液量の増加(充血)によって起こります。
⓶ 発熱 :患部が熱を持つのは、血管が拡張して局所血液量が増加(充血)することによって起こります。
⓷ 腫脹 :患部が張れるのは、血管の透過性の亢進による炎症性水腫によって起こります。
⓸ 疼痛 :患部が痛むのは、充血や浮腫による組織圧、疼痛性起炎物質の産生によって起こります。
⓹ 機能障害:患部が機能することができないのは、腫脹や疼痛に起因します。
 上記の症状は、急性炎症で顕著に認められますが、慢性炎症では顕著でなく、発赤や発熱はほとんどなくなり、疼痛や腫脹も急性炎症と比べて軽度であることが多いです。
炎症の原因
 細胞・組織障害を生じるあらゆるものが炎症を喚起する原因となり、炎症を起こす物質は起炎物質と呼ばれます。起炎物質には、細菌やウィルス、毒物、外傷、熱等の体外から身体に作用するもの(外因)と免疫などの体内で産生されるもの(内因)があります。基本的には、それらに炎症として反応し、回復させようとする生理反応なので、無暗に鎮静させないことが重要です。
by ボヤッキー
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