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腸が脳へ指令?

ブログ 2023.08.31

 一般的に腸は、消化器官として知られていますが、消化器官としての役割に加え、「免疫系」、「内分泌系」、「神経系」の働きが発達している重要な器官であることは、まだあまり周知されていません。
①免疫系~人体最大の免疫器官~
 私たちの消化管は、口から肛門までひと続きの筒状になっています。腸は体の中にありますが、その内側は外界にオープンになっていて、実は内なる外と言えます。そのため、腸は食べ物だけでなく、細菌やウイルスなどのさまざまな病原体と常に接する場所として、さまざまなリスクに対応できる態勢がとられています。そのために腸は、体全体の半数以上の免疫細胞が存在し、腸管免疫系という独自の免疫系を持つので、人体最大の免疫器官とも言われています。
②内分泌系~ホルモンの分泌~
 私たちの体内では、体の様々な働きを調節するホルモンが分泌されていて、体の外や内でなんらかの変化が起きても、体の働きが常に同じになるように保たれています。腸には、このホルモンを分泌する腸管内分泌細胞という細胞が存在していて、内分泌器官としての役割も担っています。例えば、空腹という感覚は、腸から分泌される食欲を促すホルモンが「空腹だから何か食べて」という信号を脳に伝えることで起こります。
③神経系~自分で考えて、活動できる~
 腸には、思考を司る脳と同じように、入ってきた情報の処理と処理した情報を伝達する役割を担う神経細胞が存在することが確認されています。その数は、脳に次いで多く、さまざまな種類の神経細胞が存在しいて、網のように広がって、腸管神経系と言われる独自の神経ネットワークを形成しています。そのため、脳の指令が無くても自分で考えて、自分で活動することができ、脳と同じように外部からの情報を処理し、伝達できるようです。
 以前から、脳は全身の機能を支配していると考えられ、腸との関係においても脳で感じた不安が腸に伝えられると考えられていました。ところが、近年、腸には腸管神経系という独自の神経ネットワークが発達しており、感知したさまざまな情報を処理して脳へ伝達していることが分かってきました。つまり、脳と腸は情報を交換しあう対等の立場と言えるようです。そして、腸から脳への情報量は脳から腸よりも多く、脳は大きく影響を受けていて、更に腸の微生物の存在も大きいことが確認されてきています。
by ボヤッキー
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