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NHKも糖質制限を否定?

ブログ 2020.01.12

 中高年の健康の大敵は、「糖質」と「塩分」だと思っている方は、多いと思います。多くの方が、食事の際に米を抜く「糖質制限」や「減塩」こそが健康長寿に不可欠と思っておられます。しかし、そんな定説を覆す研究結果がNHKスペシャルで紹介され、議論を呼んでいます。米シモンズ大学教授のテレサ・ファン博士は「糖質こそが人間の活動で最も重要なエネルギー源です。それを制限することは、深刻な病気リスクの高まりを意味します」と昨年11月24日に放送されたNHKスペシャル『食の起源 第1集「ご飯」』で言っています。
 長年日本の食卓の“主役”にあった白米ですが、近年はダイエットブームもあり、「糖質制限」を実践する人が増加しました。番組では、石器時代まで遡って白米の主成分である糖質の功績を紹介し、200万年前に人類が火を使って木の実の調理を始めたことで多くの糖質が体内に入るようになり、そのエネルギーで人間の脳が巨大化し、知性が向上したことや、1万年前、日本人の祖先がコメを主食に選んだことで、糖質、たんぱく質、食物繊維などの栄養素を効率的に摂取できるようになったことを紹介しています。
 シモンズ大学の研究グループが、13万人の食生活と健康状態を20年以上追跡調査し、普段の食生活で糖質の摂取量が標準的な人(総カロリーの60%が糖質)と、とくに少ない人(総カロリーの35%が糖質)を比べると、後者の死亡率が1.3倍以上に高まったと報告しています。確かに、白米やパンなどに多く含まれる糖質は体内でエネルギーに使われ、残った分が脂肪に代わるので、肥満の原因と思われがちです。だから、糖質を摂り過ぎると肥満だけでなく糖尿病のリスクも上昇すると思われたので、その「元凶」たる糖質の摂取を制限することに注目が集まり、「糖質オフダイエット」が大流行しました。
 しかし、この研究結果は、昨今の糖質制限ブームの真逆をいく内容であり、番組の放送終了後には、SNSに〈糖質制限をすぐにやめようと思った〉など驚きの声があふれたようです。身体の仕組みから考えると極端なことは、良くないということです。
by グランブラー
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