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PCR検査で分かる?

 コロナが流行りだし早1年半以上が経ってしまいました。そんな中毎日のように「感染者が増えている」と報道されていて、危機感を持たれている方も多いと思います。
 その背景にはPCR検査というものがあります。このPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)とは、DNAを増幅させ極めて小さく発見しにくいウイルスを発見するという方法です。実は、コロナウイルスを発見する為のものではありません。
 PCR検査は、1983年にアメリカのノーベル化学賞受賞者であるキャリー・マリス博士によって発明された技術です。PCR検査は、遺伝子(DNAやRNA)配列を可視化するために遺伝子(DNAやRNA)の一部を数百万から数億倍に複製する技術です。ウイルスそのものを検出するのではなく、唾液などのサンプルの中にウイルスの遺伝子の一部があるかを見て、ウイルスの存在を間接的に判断するという方法です。さらに、複製回数(サイクル数)によっても陽性率が大きく変化するといわれています。ですから、そのウイルスの特性まではわからず、感染力のない微量なウイルスや、死んだウイルスでも存在が確認されれば陽性となってしまいます。マリス博士はPCRについて「ウイルス性の疾患が流行したときの検査方法としてPCR検査が使われるべきではない」と言い、「PCR検査はウイルスの発見と活動について研究するためのもので、DNAを増幅して陽性かどうかの判断をするため、自己免疫力で全く問題がない場合も陽性と判断され、それが政治的な規制に利用される可能性が高い」と警告していました。
 そもそもPCR検査で陽性と判断されたとしても”何か外的なウイルスが体内に存在する”という事が分かるだけで陽性=コロナに感染とは判断出来ないはずです。実際にPCRの検査キットの中には、インフルエンザ、マイコプラズマ、アデノウイルス、RSウイルス、クラミジア等に反応する可能性の記載があり、 「コロナウイルス感染症の診断の補助としての使用を意図したものではない」 「研究用としてのみ使用し、診断手順に使用するためのものではない」 との記載があります。
 PCR検査技術の開発者の意図とは、大きく離れた使われ方をしているので、草葉の陰ですごく残念がっているかもしれません。
by でこちゃん
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