お腹を壊すのは、ウイルス、バクテリア、寄生虫、抗生物質の使用、ストレスなどの様々な原因があります。食品や食器の衛生面に注意することも大切ですが、今回は、食事や飲み物によるお腹の不具合について紹介させていただきたいと思います。
・乳糖(ラクトース)
牛乳などに含まれる乳糖(ラクトース)は、分解酵素が不十分だと下痢を起こすことがあります。幼少時は、乳が栄養源ですので、分解酵素も豊富ですが、成長する過程で、この分解酵素の量が減っていきます。
改善方法として、牛乳などを多く摂取するのを避けるか、一般的な量を毎日摂取し続ければ(例えば牛乳200~250ml)体が適応して酵素の活性がアップするとも考えられています。
・腸内環境
ヨーグルトや納豆に含まれる菌は、腸内の環境を整えてくれて、日頃から食べると良いと薦められています。しかし、合わない方も多く、ご自身の身体の信号に従ってあげる方が良いようです。また、食物繊維には、下痢と便秘の両方を改善する働きがあるようですが、日常的に食物繊維や水分量の摂取が少ない人が、突然食物繊維が多い食事をすると、お腹をこわす場合もあるようです。急に量を増やさず、少しずつ慣らしていきましょう。
・刺激物
コーヒー、アルコール、辛いものなど刺激が強いもの、また、脂肪が多いものは、胃腸の負担になるので、お腹の調子が悪い時は避けるようにしたいものです。お腹を壊しやすい人は、刺激物の摂取量の加減で、自分の体がどう反応しているのか確認するのも良いと思います。
下痢はすぐ悪者扱いされがちですが、体の中の有害物質を体外へ出すための、体の防衛反応の意味もありますので、どんなときでもすぐに下痢止めを飲めば良いというものでもありません。
下痢を起こしたら、適度な水分補給を心がけて、お腹を冷やさないようにしてください。そして、何が原因で起こったかを知ることが大事です。
by chirune
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