立ちくらみは、年齢や性別を問わずよく見られる症状の一つですが、立ちくらみがどのようなメカニズムで起こるのか、できれば避けたいのでメカニズムを知り、適切な対処を行えるようにしていただきたいと思います。立ちくらみは、急に体を起こしたり立ち上がったりしたときに、ふらっと目の前が一瞬真っ白になったりする症状のことです。多くの方々が一度は経験したことがあると思います。20〜40歳代の女性によく見られると報告されていますが、実は年齢とともに発症率は上がります。なんと高齢者の約20%は立ちくらみに悩まされているとのことです。高齢者は転倒すると骨折などの大怪我をしやすいため、とくに注意が必要です。立ちくらみが起こる場面も人それぞれです。デスクワークからトイレ行こうとに立ち上がったときに起こる方もいれば、お風呂で長湯をしてしまったときに起こることもあります。
私たちの身体の血管の中を流れている血液は、寝ている状態から起き上がると、足の方に血液が流れていきます。正常な場合、足の方に血液が流れようとすると交感神経が働いて血管は収縮し、足へ多くの血液が流れ込むのを防いで脳への血流をキープしてくれます。座ったときよりも立っているときの方が血圧か高いのは、自律神経の働きで血管が収縮するためです。このような血液の流れを調節する仕組みがうまく働かないと、立ち上がった瞬間に脳への血流は不足状態になります。脳は、私たちの体の中で一番多くの酸素や糖を使用する器官なので、血流が低下して酸素や糖(エネルギー)不足になると脳がうまく働かなくなって意識が遠のく「立ちくらみ」が起こってしまいます。また、首、肩凝り等の血流を阻害するような状態になっていても「立ちくらみ」の原因になります。できるだけ身体を動かす習慣をつけて、立ちくらみが起こらないようにしていただきたいと思います。楽しく運動を行って、快適に過ごせるようにしたいですね。
by 参鶏湯
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