「インフルエンザ」が流行ってきたと耳にしますが、インフルエンザは、インフルエンザウィルスに因るものとご存知の方は、多いと思います。しかし、ウィルスがどんなモノで、細菌とどう違うのかをご存知の方は、少ないようです。
細菌とウイルスは、どちらも人間に感染症を引き起こします。感染症とは、細菌やウイルスなどの病原体が体に入り増殖することによって、さまざまな症状をもたらす病気です。その原因になる細菌とウイルスは、その大きさや増殖能力の有無など、さまざまな観点から違いがありますが、決定的な違いとしては、細菌は生物であり、ウイルスは生物とはいい切れないところです。
結核や梅毒、コレラ等の原因とする細菌は、「細胞を持つ」「栄養を摂取し、そこからエネルギーを生産している」「細胞分裂を繰り返すことによって生存・増殖もおこなっている」という三つの理由から生物と言えます。しかし、風邪、インフルエンザ、エボラ出血熱等の原因であるウィルスは、生物と似たような構造を持ちますが、「細胞がない」「栄養を摂取したり、エネルギーを生産したりしない」「自力で動くことはできない」「ウイルス単体では自力で増殖できない」という理由から生物とは言い切れない存在です。(専門の研究者でも、生物、非生物と意見が分かれています。)
つまり細菌は、はっきりと特定できる存在ですが、ウィルスは特定することは難しいだけでなく、変化するので、予防接種の効果も細菌の感染症と比較すると極めて低くなります。しかし、厚労省では、インフルエンザの予防接種を勧めており、医療機関に勤務する職員には、義務づけられています。その理由をインフルエンザの予防接種は、感染した時の「死亡率、重症化を低くする」効果があるからと言っています。しかし、感染阻止率を考えると「どうなのかな?」と考えてしまいます。
by ドクトル・ノブ
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