5月20日は世界計量記念日(1875年5月20日に欧米17ヵ国間で「メートル条約」締結した記念に実施)です。現在、生活で当たり前のように使ってるメートルは、ギリシャ語の「はかる」メトロンが由来で、計測器をメーターというのと同じです。こんな身近で当たり前?のメートル、1mの長さはどのように決められたのでしょうか?
昔、長さの単位は時代や場所で異なっていました。ゴルフやフットボールのヤード(1yard=0.9144m)、日本でも尺貫法(1尺=30.303cm 元来、手を広げた時の親指と人差し指の先端の2倍とする身体尺です。)などは国際単位系(SI単位系)になった現在も普通に使用されていますね。それぞれの国でまちまちの単位を使っても国内なら問題になりませんでしたが、大航海時代になって船での往来で商売が盛んになると、単位が違うことは大変不便なりました。
メートル条約は単位を統一する目的の条約で、フランスが締結を強く訴えました。革命後、議会において「永久的・絶対的な基準を定める」と決議し、長さの単位として地球を基準にして、【北極~Dunkerque~Paris~Barcelona~赤道の長さの1/1千万 】を1mと決めました。ただ地球は本当はまん丸ではなく、ゆがんでいるので北極から赤道までの長さは実際には場所によって異なります。また、なぜパリを通るフランスなんだという反対もあったそうです。そこで1870年に国際メートル委員会が開催され、人工的な原器が作られました。しかし、この方法も変形や破損、紛失のおそれがあることから1960年にKr(クリプトン)86の光の波長の165万763.73に変更されました。このなんとも中途半端な数字は原器合わせた当時最も正確に測れる方法だったとか。現在は宇宙のどこでも真空管の光の速さは同じことからSI単位は真空中の光の速さcを単位 ms-1で表したときに、その数値を299792458と定める(1/299792458に光が真空管を伝わる工程の長さ)と定義されています。
最後にさて、あなたの身長は?
by 健幸運動志同士 みさぽん
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