代謝とは、身体で起こるあらゆる物質変化の総称で、物質代謝、新陳代謝とも言われています。また、身体がその生命活動を維持するための最小限必要なエネルギー量を基礎代謝と呼んでいます。
骨や筋肉、皮膚、臓器などの身体を構成しているモノをすごく細かく(細胞レベルまで)確認すると、我々の摂取する食物が、身体を構成したり、エネルギー等のすべてを含んでいるわけではありません。身体に取り入れられてから大きな変化(身体に存在する物質をくっつけたり、切り離したりすることなどの化学変化等)を受けて作られていることが分かります。つまり、代謝は、簡単な分子(酸素や水素)から複雑な化合物(水等)を合成する反応(同化)と、高分子や巨大分子など複雑な化合物(タンパク質等)から簡単な分子(アミノ酸等)に分解する反応(異化)で成り立っています。
我々は、この代謝によって、活動に必要なエネルギーを確保したり、身体の構築に必要な物質に合成したりします。例えば、食物は、消化器官において摂取された巨大で複雑な食物分子を多数の比較的小さい分子へと分解することから始ります。例えば、蛋白質は、アミノ酸へ、炭水化物は単糖へ、脂質は脂肪酸とグリセリンへ分解されます。分解された分子は、エネルギーとして使われたり、身体構築のために使われて、生命維持活動に繋がります。
しかし、ストレスや暴飲暴食、睡眠不足、運動不足などで代謝の均衡が崩れると、その代謝に関与する特定の化学物質が異常に蓄積されることがあります。それが疾病(病気)に繋がったり、体調不良になっていることが多いようです。つまり、代謝は、日常生活の過ごし方で、良くも、悪くもなるので、健康で、若々しさを保つには、代謝を活発にしている方が良いようです。
by 珍香鈴
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