私たちの食べ物のほとんどは、植物性食品か動物性食品に分類されます。そして、砂糖は植物性食品ですが、塩はいったいどちらにはいるでしょうか?答えは、塩はどちらにも属さない食品なのです。
日々の料理に欠かせない調味料、塩。以前は、「塩は、高血圧の原因」と言われて減塩がもてはやされましたが、塩の摂取と血圧の上昇は、必ずしも結びついていないことが近年明らかになってきています。一般的に塩は「天然塩」「精製塩(再生塩)」に分けられます。
「天然塩」の海水塩は、日本の気候は雨が多く、天日干しの塩田による製法は難しいとされているため、海水を釜で煮詰める製法が主流となっています。また、世界で最も採れている塩は、岩塩ですが、日本では、ほとんど採ることはできません。そして、日本に塩湖は存在しませんが、塩湖で採取されるのが湖塩です。
「精製塩」とは、分かりやすく言うと「食卓塩」や「食塩」として流通している塩になります。原塩(主に輸入塩)を溶解し精製した塩化ナトリウム濃度99.5%以上の高純度のものや、海水をイオン膜で電気分解し塩化ナトリウム濃度99%のものがあります。大量生産ができ、他の製法より容易なことから価格も安く幅広く流通している塩です。
高血圧は塩分の摂り過ぎだけではなくミネラル不足も原因のひとつです。ミネラルなどを取り除いた「精製塩」ではなくミネラルをバランス良く摂取できる「天然塩」は、血圧を上がりにくくするとも言われています。そして、塩には人間が生きていくうえで欠かせない成分が多く含まれており、生命維持に欠かせない存在です。体内の色々なシステムの働きを守り、維持する作用があります。
なので、ただただ減塩をするというのは少し違うのではないかということです。なるべく「精製塩」を減塩して「天然塩」を取り入れていけたら無理に減塩する必要はありません。外食ではなかなか避けることは出来ないのでお家のお塩から見直して見てはどうでしょうか。
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