足の親指(母趾)が変形する外反母趾が、増えているようです。母趾が小指側に向かって「く」の字に折れ曲がった状態になり、母趾の付け根に腫れや痛みが出るといった症状が出てきて、悪化すると、親指が第2趾(親指の隣の指)や第3趾に重なるような状態になってしまいます。
外反母趾になる原因として
・普段使用する靴(合ってない靴など)
・足底に負担のかかる姿勢、歩行
・下肢の筋肉のバランス不良、筋力低下
・ケガ、妊娠、病気などが挙げられます。外反母趾になると、日常生活でも痛みが出たり、特に長時間歩くと痛みが強くなるためストレスになってしまいます。
痛みの軽減や改善策として、痛みの出にくい靴選びや、インソールを変えたりするなど工夫はできますが、残念ながら根本的な改善にはなりません。その大きな理由として体は積み木のように縦に積み上げられた構造になっています。その土台である足に痛みが出ると、その部分を庇おうとして、身体の色々な部分のバランスが崩れてきて、膝、腰、肩などの関節に負担がかかって更なる炎症を引き起こしてしまいます。
部分的に改善してもまた痛みの再発になりかねません。直接の原因となる足底のクッション、土踏まずを形成する「長母趾屈筋」「長趾屈筋」そして、「前脛骨筋」「後脛骨筋」これらの4つの筋肉がきちんと働かなくてはなりません。また、偏った使い方になると重心がつま先や土踏まず(親指側)になり上記の筋肉がうまく使えず、母趾の負担が大きくなることで「母趾内転筋」が萎縮した状態になりさらに外反母趾の症状を強くさせてしまいます。
当方では運動療法を用いて、バランスの取れた正しい姿勢、身体の使い方を獲得することで、このような症状の改善に努めております。お困りの方は当方までお問い合わせください。本日の記事は2024.3.10に掲載された『足底アーチ』にも関連しますので、是非一緒にご覧下さいませ。
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