加齢はしても、老化は極力抑えたいものですが、少し注意することで可能なようです。それは、私達の身体の老化をコントロールしているサーチュイン遺伝子を活性化させることで叶えられると発表されています。サーチュイン遺伝子は、すべての人が持っている遺伝子ですが、普段はスイッチが、オフの状態になっているようです。つまり、老化を抑制するためには、サーチュイン遺伝子のスイッチをオンにしなければならないことになります。
サーチュイン遺伝子は、哺乳類では7種類が確認されておりますが、類似のSir2遺伝子は、酵母菌から確認されました。酵母菌を寒くて餌もない冷蔵庫で保管している中で、この遺伝子が活性化したのを確認されたので、米マサチューセッツ工科大学の専任教授は「カロリー制限」に注目しました。そして、酵母菌のエサであるブドウ糖の量を減らし、カロリーを25%程度低く抑えると「NAD(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)という代謝の仲介をする補酵素が出て、Sir2遺伝子にまとわりつき活性化させることを発見したのです。
NADは、わたしたち人間の体にも存在し、摂取カロリーが制限されると、細胞内のNAD濃度が高くなることがわかっています。つまり、人間もカロリーを制限することでNADが増えると、サーチュイン遺伝子が活性化し、老化を抑えることができるようです。ただし、カロリーを減らしすぎると、免疫機能が低下したり、骨密度が減少したりといった副作用も考えられますので、現在の食事量の30%減を目安にすることをお薦めいたします。また、運動することでも、サーチュイン遺伝子が活性化することも確認されています。つまり、栄養バランスのとれた食事で、量を控えめにして、適度な運動をすることで、老化を抑制し、若々しさを保つことができるのです。
by ボヤッキー
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