日光が気持ちよく、散歩やお花見をする人も増えています。それに伴い「日焼け」なども気になってくる季節です。日光を浴びることにはプラスな面もありますが、マイナスな面もあります。
メリット
○ビタミンDの生成
本来ビタミンとは、食物からしか得ることのできない微量物質のことを指していました。しかし、日光を浴びることにより皮膚でビタミンDが生成されることが分かっています。ビタミンDは、カルシウムのバランスを整えるのを手伝ったり、骨の健康を保つのに働いています。最近では、免疫力アップ効果やガンや糖尿病、自閉症、妊娠しやすい体作りなどに有効とも考えられ始めています。
○体内時計のリセット
朝起きて日に当たることは、人間の体内時計をリセットし、生活のリズムを整える効果もあります。
○幸せホルモンの分泌
日光を浴びることで、幸せホルモンと言われる「セロトニン」が分泌されます。精神の安定や安心感や平常心、頭の回転をよくして直観力を上げるなど、脳を活発に働かせる鍵となる脳内物質で、特にストレスに対して効能があり、精神安定剤とよく似た分子構造をしています。
デメリット
短期間に強い日光に当たると、紫外線により、日焼け(やけど)を起こします。紫外線は長時間浴びるとシミ・ そばかすなどの色素沈着を助長し、皮膚細胞を傷つけてしまいます。また皮膚がんにつながるリスクもあります。紫外線は皮膚だけでなく、目にもダメージを与え白内障などを引き起こすこともあります。
近年ではオゾン層の破壊により、有害な紫外線も報告されており、陽射しがゆるい早朝がおすすめです。紫外線の悪い影響を受け難い時間帯(午前11時以前、午後4時以降)で体内時計を調整したり、頭をスッキリと覚醒させて、高い効果が期待できるので、上手に日光と付き合って身体に良い影響を受けてくださいね。
by コオロギ
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