季節の変わり目に多く起こる頭痛やめまいなどを、「天気痛」「気象病」等と呼び、このブログでも紹介させていただいております。改めてご説明させていただきますと、温度、湿度、気圧などの気象条件が大きく変化すると、耳の奥にある「内耳」と呼ばれる気圧センサーが作動して、自律神経が影響を受けます。このセンサーが特に敏感な人は、急激な気象変化が起こると体がついていけなくなり易いようです。気象病の人は、気象の影響を受け難い人に比べて内耳の感受性が高いことを確認されています。気圧の変化を内耳にあるセンサーが感知し、前庭神経が過剰に興奮することで自律神経のバランスが乱れ、その結果交感神経が優位になりすぎるとめまいや片頭痛、関節痛の悪化が起こり、副交感神経が優位になりすぎると眠気やだるさ、うつ症状が生じ易くなり、原因の一つと考えられています。このような症状を解消させるために一番お奨めなのが、ズバリ「運動」です。
つい先日の大型台風2号が接近したの日に利用された方から「頭痛がして身体がだるく、血圧を測ってほしい。」と申告がありました。結果は150/82と少し高い値が出てご本人も驚かれていました。しかし、30分の「運動」25分の「施術」を行った後にもう一度血圧を測定すると、126/82に変化していました。ただ数字が変化しただけでなく「頭痛、首肩周りの重だるさが無くなりスッキリした」と明るい表情に変わっていました。これは運動により、筋肉の張りが取れて滞っていた血液循環がスムーズになったことや自律神経が整ったことが考えられます。また、首の骨の横には椎骨動脈があり、これが内耳の動脈につながっているので、首の筋肉をゆるめて血行を良くすると、内耳のリンパ液の循環も良くなり、頭痛やめまいといった症状が抑えられた、なども考えられます。
この例のように運動による効果は、本当に絶大で、それほどまでに現代人は「運動不足である」といえます。今回のような時に、「人間の身体の機能を活かして生活」をすることで、「薬に頼った生活」を回避できます。運動を筋肉を鍛えるというイメージが強いですが、このような症状も解消することが可能なのです。
by コオロギ
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