身体に痒みが出ると我慢できずに掻いてしまいますが、「かゆい!」と感じたときには、すぐに掻かずに、どのようなかゆみなのかを冷静に見極めたうえで、どう対処するべきかを考えなくてはなりません。
乾燥が原因の場合。人間の皮膚は、一番外側にある脂分が水分の蒸発を防ぐことで、正常な状態に保たれています。しかし、なんらかの理由で、この脂分が減ると、水分も失われ、皮膚が乾燥した状態になります。脂分が失われる理由としては、加齢や冬場などの乾燥した気候。お風呂の入りすぎやシャワーの浴びすぎ、せっけんなどが体質に合っていないといったことが考えられます。乾燥からくるかゆみを治したり、予防したりするには、皮膚の脂分を保つ工夫が有効です。具体的には、入り過ぎている場合は回数を減らす。お風呂のお湯の温度を低めにして、長湯しすぎないようにする。体を洗うとき、ゴシゴシこすらないようにする。せっけんなどを刺激の少ないものに変える。お風呂やシャワーのあとは、市販のクリーム、ローションなどを塗る、といったことを試してみましょう。
全身がかゆくなる原因として、アレルギーも考えられます。全身にかゆみを引きおこす主なアレルギーとしては、突然、強いかゆみがあらわれ、しばらくすると自然に治まってくる「蕁麻疹」と、少しずつかゆみがあらわれて、そのまま長く続く「湿疹」があります。湿疹が疑われる場合、状態によっては、治療に長くかかることもあり、皮膚科、もしくは、アレルギー科を受診し、原因が何かを特定して、その原因を遠ざける工夫をする必要があります。
また、ストレスや不安など、精神的な不調が原因で、かゆみがおこることもあります。その場合、体をいくら検査しても、異常を見つけることはできません。
強いかゆみが続く場合や、痛みなど、かゆみ以外の症状もある場合は、他の病気の影響でかゆみがあらわれている恐れもあるので、できるだけ早く確認するようにしましょう。
By ルン
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