「がん予防、改善」を謳った食材や食べ物の話は、テレビや雑誌で見ることがたいへん多くなっています。その一方で、「がんになりやすい食事、食べ物」も存在し、世界各国でがん発症と食事の関係について研究が進んでいます。
米ハーバード大の発表では、がん発症の原因は、「食事」が全体の30%を占め、トップで、「遺伝」はわずか5%に過ぎませんでした。日々の食生活等の生活習慣こそ、最大のがんリスクだと報告しています。「口から入った食べ物は、胃で溶かされた後に小腸や大腸で吸収されます。炭水化物は約1時間、脂質は半日ほどで体内に取り込まれますが、『発がん物質』は消化されず、毎日少しずつ蓄積していきます。すると、炎症を引き起こし、細胞内の遺伝子を傷つけることが、がんが生じる基本的なメカニズムです。」と癌治療の専門家は説明しています。また、発がん物質以外でも、食品による刺激が積み重なってがんを発症するケースもあります。そういったものを食べても、すぐに体に異変が起きることはありませんが、毎日の食事の中で長期間にわたって食べ続けることで『がんリスク』が増すようです。
そして、世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関が、ソーセージ、ベーコン、ハムなどの加工肉の発がんリスクを、「十分なエビデンスがある」として最高ランクの「グループ1」に分類しており、タバコやアスベストと同レベルのリスクがあると発表しています。加工肉の1日あたりの摂取量が50g増えるごとに大腸がんのリスクが18%増加するとも報告しています。
食生活等の生活習慣が欧米化し、病気(特に大腸癌)も欧米化しているようです。改めて、食事方法、内容、時間等の生活習慣を見直す必要が出てきているのだと思います。
by 頃僕来
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