全世界では約5000万人の認知症の方がいて、2050年までに先進国では二倍、中低所得国では三倍になると予測されています。日本でも要介護に認定される原因の24.3%が認知症で占められ、認知症の問題は家族の負担が大きくなるだけでなく、療養生活を支える制度・社会・経済にも深刻な問題となっています。ただ、認知症は年を重ねても全員がなるわけでなく、生活や行動によってリスクを低減できることが分かっています。
その中でもユニークなのが、笑う頻度と認知機能との関係を調査し、興味深い結果がでています。(大阪府立健康科学センター「笑いの頻度と認知機能との関連についての研究 対象者 男性846人、女性1625人 平均年齢59歳)認知機能低下症状に当てはまったのは25.7%。さて笑いとの関係は、「ほとんど笑う機会のない人」が「ほぼ毎日笑う人」に比べ、2.15倍(性・年齢調整オッズ比)認知機能低下がみられました。さらに笑いの頻度と一年後の認知機能との関連の結果、「ほとんど笑う機会のない人」が「ほぼ毎日笑う人」に比べ、3.61倍(性・年齢調整オッズ比)認知機能低下がみられました。ほか、野菜の摂取頻度が少ない人や男性喫煙者、うつ症状を訴える人ほど笑いが少ないという結果になっています。笑う頻度は性差や年齢差も大きく、因果関係はまだ明らかはありません。よく笑う人が認知症にならないというわけではありませんが、1年後の認知機能の予測に、1年間どれだけ笑えるかが“カギ”になりそうです。
とはいえ、日常そうそう笑えることばかりではありません。そんな方にお試しいただきたいのが、「ははははは」と連続して声を出すことです。笑う動作と同じく、腹式呼吸となり、免疫力が高まり、高血圧や動脈硬化が抑制されると言います。さらに認知症予防の期待ができます。まずは10秒、できれば30秒くらい。笑った時と同じ効果が期待できるそうです。
by みさぽん
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