日本の失明の原因第一位は緑内障と言われています。緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気のことです。症状は、少しずつ朝靄(もや)のように靄がかった見え方となり、白目が充血するといった症状が表れますが、腫れや痛みが出てくるわけではありません。その進行は非常にゆっくりで、両方の目の症状が同時に進行することは稀なので、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。
緑内障は、「眼圧が高い」ことが原因と考えられていました。「眼圧」とは、「眼の内側から外側にかかる圧力」のことをいい、私たちの眼は球体で、房水と呼ばれる液体が、眼の中を一定の圧力(日本人の正常眼圧およそ10〜20mmHg)で循環することで球状に保たれています。房水には眼の形を保つ以外にも栄養や老廃物を運ぶ働きがあります。正常な眼の中では房水の産生と排出のバランスが一定に保たれていますが、何らかの原因でバランスが崩れると眼圧が高くなります。眼圧が高くなることで、視神経(目で見た情報を脳へと伝える神経)が圧迫を受け、障害を起こすことが緑内障の原因と考えられ、眼圧を下げることを目的に目薬などでの処置が一般的でした。
しかし、日本緑内障学会が行った調査では、緑内障が疑われる方の約7割で眼圧が正常な値を示していたそうです。つまり緑内障になる今確かな原因は今も分かっていないことの方が大きいと思われます。「緑内障になる原因は明確でないため、特に有効的な対策、治療法はありません。
神経質になりすぎず、普段から良質で充分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動を意識して、規則正しい生活をおくるようにしましょう。
ストレスを溜めすぎない健康的な生活が、あらゆる病気の予防になります。」と日本眼科学会認定眼科専門医も言っています。
by コオロギ
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