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体脂肪

 身体の体脂肪は、脂肪細胞で構成されており、血液中の脂質や糖をエネルギーとして蓄えるだけでなく、ホルモンや細胞膜などの材料も蓄えています。また、身体の外側からの物理的な衝撃から身体を保護し、内蔵の位置を正常に保ちます。そして、外気温の変化から体温を保ち、ホルモン分泌を行って身体を正常に作用させる働きがあるので、我々には無くてはならない存在です。
 しかし、体脂肪は、食事で摂ったエネルギーを内臓や皮下に蓄えますが、過剰に食物を摂ることが続くと余ったエネルギーを脂肪として蓄積し、脂肪細胞が膨らんで過剰に蓄積した状態である肥満となります。肥満の基準を決定するモノとしてBMI(身長を基に体重を計る指数)があります。しかし、欧米人を基準に作成されたモノなので、日本で利用されているBMI数値は、日本人用に補正した数値になっていますが、あまり適正なモノと言えないようです。日本肥満学会が、18.5~25までは、標準で、BMI25以上で肥満、さらに35以上になると高度肥満に分類していますが、個人の筋肉量や年齢は考慮されていないのであまり参考になりません。それよりも体脂肪率を基準にしていただく方が、適切な身体の状態を確認できると思います。BMIが標準、普通体重の基準に入っていても、体脂肪率が高く肥満のレベルにある人は多くなっています。ダイエットを繰り返している方は、体重が低いわりに体脂肪率が高く健康障害を訴えている人が多いことも報告されています。体重を基準にして肥満を考えると体重を減らすことを優先にしてしまうので、体組成(骨、筋肉、体脂肪等)のバランスを優先にしていただく方が大切です。
 体脂肪は、細胞やホルモンの材料、活動のエネルギー等、身体にとってたいへん重要な役割りをしているので、減らし過ぎても良くないですが、増やし過ぎても身体に負担をかける存在になるので、適度な量にしていただくことが大切です。その為には、バランスの取れた食事、運動は、すごく重要です。
by トッポギ
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