今回は色を作る原理について書いていきたいと思います。光の三原色と色の三原色、それぞれこれら三色を混ぜ合わせると、ほとんどの色をつくり出すことができます。光の三原色は赤(R:レッド)・緑(G:グリーン)・青(B:ブルー)、色の三原色は青緑(C:シアン)、赤紫(M:マゼンタ)、黄(Y:イエロー)になります。光の三原色と色の三原色は色が違うだけのように見えますが、何が違うのか基本的な意味から考えてみましょう。
光の色は光の足し算になります。赤と緑の波長の光を混合すると、黄色い波長の光が含まれていなくても、黄色に見える光ができます。さらに、たくさんの波長の光を混合していくと、光の波長の種類と量が増え、光は次第に明るくなり、ついには白色光になります。このように光の足し算で色をつくることを加法混色といいます。無色の太陽光も実は様々な色の光が集まったものなのです。光の三原色の身近な応用例はカラーテレビや蛍光灯などになります。
色の三原色は絵の具などの色材の混合です。いろいろな色の絵の具を混ぜると黒ずんでいくのは、絵の具が光の吸収体だからです。絵の具を混ぜて別の色をつくるということは、吸収される光が増えてゆき、絵の具で反射して私たちの目に届く光の波長の種類と量が減るということです。このように、物体の色は光の引き算によってつくられ、このことを減法混色といいます。シアン・マゼンタ・イエローの3色で、ほとんどの色をつくり出すことができ、身近な応用例としてカラー写真やインクジェットプリタなどがあります。
以前のブログ(2020年7月18日投稿分)では色を感じる仕組みについて説明してきましたが、わたしたちはこのように光の特徴を使うことによって、様々な色を再現できるようにもなりました。
By ルン
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