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花粉症とチョコレート

 気候も暖かくなり春が近づいてくる頃に花粉症に悩まされる方も多いかと思います。そもそも花粉症は、免疫が過剰に反応して起こる症状です。そして、免疫とは、異物を体内から排出しようとする体の働きのことをいいます。花粉症は、体内に侵入した花粉(抗原)と抗体が結合し、ヒスタミンというアレルギーを引き起こす物質が放出されることが原因です。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどは異物の排出のために起こります。本来、花粉は人体には無害ですが、免疫が花粉を悪いものと勘違いするために起こります。つまり、花粉症対策には免疫を適正に働かせることが大切になります。
 近年チョコレートに含まれるカカオポリフェノールがアレルギー症状に対して効果的だと研究の結果判明しました。
アレルギー予防に関わるカカオポリフェノールの機能は
①アレルゲンに対して抗体が作られるのを防ぐ
②肥満細胞からヒスタミンが放出されるのを防ぎ、アレルギーの発症を防ぐ
③好酸球の脱顆粒を防ぎ、アレルギーの悪化を防ぐ
④アレルギーに関連するリンパ球が増殖・作用するのを防ぐ
ことが分かりました。
 しかし、あくまで効果があるのはチョコレートの中のカカオポリフェノールです。カカオ含有量の低いチョコレートを食べすぎると血糖値の上昇により、かえってアレルギー症状を悪化させてしまいます。糖質のとりすぎや血糖値の乱れはアレルギーに対抗する「コルチゾール」の分泌が減少してしまうため、アレルギー症状を訴える方はカカオ含有量70%以上が良いでしょう。(*勿論食べ過ぎは禁物です)
 花粉症に関わらずアレルギー症状は身体の免疫機能の異常によって起こります。今回は特定の食べ物について記載させていただきましたが、免疫機能を正常にする(高める)ためには「身体を動かし、筋肉の働きを高め、基礎体温を上げる事、良質の睡眠」が、とても重要になります。
by コオロギ
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