新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛の結果、病院へあまり行かなくなったという高齢者も多いようです。また、「院内感染」を恐れて、受診を控えるという人も多くなっています。しかし、コロナが怖いからと病院の受診を控えると、持病が悪化するなど健康を損ねてしまう可能性が高くなると考える人も多いと思います。
健康保険組合連合会(健保連)が公表した「新型コロナウイルス感染症拡大期における受診意識調査」によると、通院抑制者のうち69.4%が、緊急事態宣言が解除されたのちも「とくに体調が悪くなったとは感じない」とし、7.3%は「体調が回復した」と回答しています。この結果は、感染リスクも考えれば、少なからぬ人が“病院に行かないほうが健康でいられる”ということを示唆する数字です。
また、5種類以上の薬を飲んでいる場合は、医師に相談して減薬を検討してもらい、複数の病院にかかっている場合も、例えば整形外科で出る薬を内科でまとめて出してもらえるよう、医師に相談するのがベターです。やみくもに、減薬するのでなく、症状が安定していることが前提です。また、自己管理を徹底することもカギになります。コレステロール値、血糖値等が高いと言われて薬を飲み続けていた方は、コロナが流行してからは通院をとりやめ、その間は、食生活を整えて運動をするように心がけていたせいか、健康状態に大きな変化はなく、改善している方が多くなっています。
糖尿病や高コレステロール、高血圧など生活習慣病がある高齢者は、2か月に1度の血液チェックを行ない、身体の状態を確認し、大きな変化がないなら、無駄な通院を控えるようにしていただければと思います。その為には、規則正しい生活が、健やかに過ごせることに繋がりますので、できるトコロから心掛けてくださいね。
by グランブラー
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